操体法について

操体法は、医師の橋本敬三先生がまとめられた人が快適に生きていくための方法であり哲学です。

人はもともと歪みのない体で、生まれて来ます。
けれども生活して行く中で歪みが生じます。
その歪みを人がもともと持っている原始感覚を使い、正していくそれが操体法です。

今、感じているその痛みやつらさは、体からの大切なメッセージ。

そこに症状の原因があるとは限りません。
そもそも誰もがもっている『快・不快』の原始感覚をたよりに、気持ちのいい方向に動かして頂くことで、全体的に歪みをリセットして行きます。

原始感覚って？

例えば、赤ちゃんが、寝ながら気持ちよさそうに伸びをしている。
あれも寝ながら無意識にゆがみをリセットしているんです。

痛みのある方から逃げ、ゆっくりとわずかな動きの中に気持ちいい動きを見つけます。
『気持ちいい‼』は、実はリセットされるまでの経過の感覚。
気持ちいと感じている間に、筋肉はゆるみ、歪みはリセット。
そして『何にも感じなくなった』はリセット終了のサイン

私が歪みを矯正する方法を考えて動かすのではなく、あなたの体の『快・不快』の感覚にあわせてご自分で動くことで、自然にいい状態に戻って行く過程をナビゲートさせて頂きます。

腰が痛いなら腰をもんだり、電気をかけたり、そして腰が楽になったという部分的な変化だけでなく、全身の歪みを調整することで思いもよらない意外なうれしい変化を体感頂けます。
（変化については個人差があります)

セルフケアのポイントは

１．無理しない動かして痛いまたは違和感のあるほうには動かさないこと。

２．自分の体の声を丁寧に聞き、ゆっくりと息を吐きながら気持ちのいいほうに動かす

３．（気持ちいいなあ）をしっかりと味わう

４．欲張らない。なんにも感じなくなくなったらOK。

治すのはご自身の持つ自然治癒力です

あなたの一番の主治医は、あなた自身という言葉の意味を体感頂けます。